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近大発なまずの蒲焼(鰻への道はまだ遠い・・・)

2020年7月13日

今日は、以前から気になっていた「近大なまずの蒲焼」を紹介します。

絶滅が危惧される「うなぎ」の代用として近畿大学で開発された「うなぎ味のなまず」

数年前から話題になっていて、商品化されたら食べてみたいと思っていたのですが、

このたび、某百貨店のお中元コーナーでギフト商品として見つけました。

食いしん坊のkokoroとしては見過ごせず、自分宛のお中元として早速購入してみました。

2尾入って、4,500円+消費税+送料です。届いたのがこちら。

早速、なまず丼にして食べてみました。

見た目は鰻っぽいのですが、同サイズの鰻よりも身が厚くて固いです。

 

 

 

食べやすくカットして、白いご飯にのせて、一緒についてきた「うなぎのたれ」と「粉山椒」を

かけて丼にします。

この時点で、断面はうなぎというより、鶏の胸肉に近い感じに見えます。

 

食べてみると、うなぎ????とは、少しも思えない。

身の部分は、ややパサつき感もあり「しっかりと身がつまった白身の焼き魚」という感

じです。鱧や太刀魚のような風味と言った方がいいかな。

匂いは魚ですが小骨もなく、食感だけ取り上げると鶏の胸肉のような脂が少ない部位にも似ています。

唯一、鰻と似ているのは皮の部分。これは鰻の皮と言って出されたら信じると思います。

でも、味や食感は鰻とは似ても似つかずで、「うなぎ味のなまず」「うなぎの代用」と

言うには、まだまだ開発努力が必要では?と感じました。

 

もちろん、決してマズイわけではなく泥臭さも感じないので、鰻と比較しなければ、

これはこれで、焼き魚として楽しめるし、近大なまずも十分食用になると思います。

今回は贈答品価格だったので一尾2,250円(税抜)だったので、

鰻が大好きなkokoroとしいては、鰻が食べたい時にはあと数百円足してでも

国産鰻を購入する方がいいなという結論に達しました。

もう少しリーズナブルになれば、鰻の代用としてではなく

魚料理のレパートリーの一つとして食卓に上る日も来るのかな・・・。